半年間の不妊治療。 いま思えばあっという間だけど当時はとてもつらかった。 「こどもがいなければ夫婦じゃない」 そこまで気持ちが追い詰められていた。 生理5日目から排卵誘発剤を飲み、 高温期に入ると2日に一度注射に通う。 両腕が痛くて動かなくなる。 期待に反して、体温は下がってくる。 トイレで思わず泣いたことも・・ 今度できなかったら「自分も調べる」と言ってくれたパパ・・ そのときに受けた卵管造影は本当に痛かった。 造影剤はゼリー状で精子が子宮内に入りやすくなるという。 そのおかげもあってか・・・念願の妊娠。 |
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不思議なもので私はちゃんとわかっていた。 あかちゃんが来てくれること・・・ 初詣にでかけたとき、目が合った笑顔の招き猫。 あんまり可愛いので思わず家に連れ帰って、 「たまちゃん」と名づけた。 それから数日後の夢に出てきた女の子は 髪をペコちゃん結びにして その猫ちゃんのように笑っていた。 だから、お腹にいるときの愛称は「たまちゃん」 いまでも「ゆーかは猫だよ」という。 やっぱり、招き猫がつれてきてくれたんだね。(^^) |
ゆーかどんを授かって半年ほどで、また妊娠がわかった。 でも、その子は受精卵のまま・・流れてしまった。 週数の割には組織が大きくなっていて、 子宮内に残っているものを掻爬することになった。 全身麻酔なのに意識はしっかりあって、 終わった後にゲーゲー吐いた。 グルグル目が回って、ただただ苦しかった。 「もう、こどもなんていらない」 さすがにそのとき、真剣にそう思った。 |
お腹(下腹部)がじわーっとあったかくなってくる。 不思議だけれど、ほんとに気持ちがいい。(^^) あんまり大きな声では言えないけど重度の「便秘」の私は そのとき腸が動いてくれるのを期待していたんだけど、 その「光」は私の子宮に働きかけたみたいだった。 「あ・・」 排卵したな、という確かな実感があった。 痛いわけでもなかったけど、そのときお腹のなかで なにかが確かに流れた・・そういう感じがした。 「できたかも・・・」 根拠のない確信で心が満たされていった。 |
そして、パパの実家へ里帰り。 どこがどうというわけじゃなく、とにかくしんどかった。 まだまだ妊娠の兆候が出るには早すぎたけど、 いま思えば、あれは私へのサインだったんだ・・・ 軽かったとはいえ、去年の秋頃からウツの症状が出て、 安定剤と睡眠導入剤を常用していた私。 クスリがないと眠れない状態だった。 その私にクスリをやめさせてくれたのは・・・ 「たまちゃん」だもの、ね。(^^) そして・・・ 2002年9月9日11:38、元気な男の子誕生。 これからは家族4人で「しあわせ」つくっていこうね。 |
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